「FX自動売買で効率的に資産運用したいけど、本当に安全に運用できるか不安…」
FX自動売買は、時間を有効活用し、感情に左右されずに取引できる魅力的な手法です。
でも、FX自動売買は、設定すればあとは放置でいいわけではありません。
- 適切な設定が必要です。
- リスク管理が必要です。
- 資金管理が必要です。
適切な設定やリスク管理、資金管理を行うことで、FX自動売買は、夢のFIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立、早期退職)の実現をサポートする、強力なツールとなります。
複利運用は、利益を元金に再投資することで、利益が雪だるま式に増えていく手法です。
今回は、FX自動売買で、より安定した収益獲得を目指せる手法として、複利運用について解説します。
複利運用:資産を増やす効果
複利運用は、世界で最も強力な資産運用方法の1つと言われています。
アインシュタインは、複利を「世界で最も強力な力」と呼んだと言われています。
複利運用は、時間の経過とともに、その効果が大きくなっていくのが特徴です。
複利運用の効果を実感できる、具体的な例を挙げます。
例
元金
100万円
年間利回り
10%
年数 | 単利運用(利益) | 複利運用(利益) |
1年 | 10万円 | 10万円 |
5年 | 50万円 | 61万円 |
10年 | 100万円 | 159万円 |
20年 | 200万円 | 673万円 |
この表からも分かるように、複利運用は、単利運用と比べて、より多くの利益を得ることができます。
FX自動売買複利運用において、単利 vs 複利
FX自動売買において、複利運用は、利益を元金に再投資することで、エントリーロット数を増加させていく仕組みです。
単利運用
元金に対してのみ利息が計算されます。
利益は、元金に再投資されず、そのまま残ります。
常に、固定ロット数で取引を行います。
例えば
口座残高が100万円で、1ロットのポジションサイズで取引する場合、常に1ロットでエントリーします。
利益が出ても、ロット数は増えず、1ロットのまま取引を続けます。
複利運用
元金と、利益を再投資した分に対して利息が計算されます。
利益を元金に再投資することで、利益がさらに増加していきます。
エントリー回数の増加によって、エントリーロット数も増加していきます。
例えば
口座残高が100万円で、1ロットのポジションサイズで取引する場合、最初は1ロットでエントリーします。
利益が出ると、その利益を元金に再投資します。
再投資した分によって、口座残高が増加し、エントリーロット数も増加します。
ロット数が増加すると、利益も増加し、さらにロット数が増加していく、というサイクルで、雪だるま式に資金が増えていきます。
単利運用:元金に対してのみ利息が計算される。
例
元金
100万円
年間利回り
10%
年数 | 利息 | 口座残高 |
1年 | 10万円 | 110万円 |
2年 | 10万円 | 120万円 |
3年 | 10万円 | 130万円 |
4年 | 10万円 | 140万円 |
5年 | 10万円 | 150万円 |
単利運用では、元金に対してのみ利息が計算されるため、毎年同じ金額の利息が得られます。
複利運用:元金+利息が利息計算の対象になる。
例
元金
100万円
年間利回り
10%
年数 | 利息 | 口座残高 |
1年 | 10万円 | 110万円 |
2年 | 11万円 | 121万円 |
3年 | 12.1万円 | 133.1万円 |
4年 | 13.3万円 | 146.4万円 |
5年 | 14.6万円 | 161万円 |
複利運用では、元金と、利益を再投資した分に対して利息が計算されるため、毎年利息の金額が増加していきます。
より詳しく説明すると
最初の利息
元金に対して発生した利息は、確かに利益です。
その利息に対する利息
最初の利息を元金に再投資することで、その再投資された利息に対しても利息が発生します。この利息も利益となります。
さらにその利息に対する利息
再投資された利息に対してさらに利息が発生し、その利息に対してもまた利息が発生します。この利息も利益となります。
このように、複利では、利益が元金に再投資され、その利益に対してさらに利息が発生するというサイクルが繰り返されることで、雪だるま式に資産が増えていくのです。
雪だるま式に資産が増える複利効果
複利効果
利息が新たな元本に加算され、その元本に対してさらに利息が計算されることで、利益が雪だるま式に増えていく効果。
複利効果の最大のポイント
利息が新たな元本になることで、利益が元利となって、さらに増加していくことです。
複利効果の例
元金
100万円
年間利回り
10%
年数 | 単利運用(利益) | 複利運用(利益) |
1年 | 10万円 | 10万円 |
5年 | 50万円 | 61万円 |
10年 | 100万円 | 159万円 |
20年 | 200万円 | 673万円 |
この表からも分かるように、複利運用は、単利運用と比べて、より多くの利益を得ることができます。
雪だるま式に資産を増やす複利効果で資金管理
複利効果を実感できる、具体的な例を挙げます。
例
元金
100万円
利益目標
10%
ポジションサイズ
1ロット
回数 | 利益 | 口座残高 | ロット数 |
1回目 | 10万円 | 110万円 | 1.1ロット |
2回目 | 11万円 | 121万円 | 1.21ロット |
3回目 | 12.1万円 | 133.1万円 | 1.33ロット |
4回目 | 13.3万円 | 146.4万円 | 1.46ロット |
この表からも分かるように、複利運用では、利益が再投資されることで、ロット数も増加し、利益もさらに増加していくため、収益が加速化していきます。
FX自動売買複利運用:リスク管理
複利運用は、収益を加速させる強力な手法ですが、同時に、リスクも高まります。
リスク管理
損失が大きくなった場合でも、元手を守るためのリスク管理を徹底することが重要です。
例えば
ストップロス幅の設定、ポジションサイズの調整など、適切なリスク管理を行いましょう。
ボラティリティの高い市場では、ストップロス幅を広く設定したり、ポジションサイズを小さく設定したりするなどの対策が必要になります。
資金管理
適切な資金管理を行うことで、FX自動売買を継続的に行うことができます。
例えば
口座残高の1%などを、1回の取引における最大損失額として、設定しましょう。
「複利の72の法則」とは?
「複利の72の法則」
72を年利回り(%)で割ると、資産がおよそ2倍になるまでの年数がわかる という法則です。
72の法則の具体的な計算例
年利4%の場合:72 ÷ 4 = 18年で2倍
年利6%の場合:72 ÷ 6 = 12年で2倍
年利12%の場合:72 ÷ 12 = 6年で2倍
このように、 金利が高ければ高いほど、資産が2倍になるまでの期間は短く なります。
注意点
あくまで目安であり、実際の運用成果を保証するものではありません。
税金や手数料は考慮されていません。
FX自動売買で「72の法則」を活用する複利の効果をイメージ
FX自動売買の場合も、想定する年利回りで計算することで、目標金額までの期間をイメージすることができます。
例
年利10%を目指して運用する場合、7.2年(約7年2ヶ月)で資産が2倍になる計算です。
もちろん、FXの自動売買では、常に一定の利回りを出すことは難しく、あくまで目安として捉えることが重要です。
しかし、目標とする資産額や、どれくらいの期間で達成したいかを考える上で、 複利の効果をイメージする ためにも、この法則を活用してみましょう。
FX自動売買✕複利運用でシュミレーション
自動売買×複利効果
現実的な数字を用いて、数年後の資産をシュミレーションでイメージできるように表にまとめてみました。
初期投資額、運用利回り、運用期間を設定
単利運用と比較し複利効果のインパクトを可視化
初期投資額
100万円
運用利回り
年間5%(月利に換算すると約0.41%)
運用期間
5年間
これは、あくまで一例であり、実際の運用成績は、相場環境や自動売買システムの性能などによって大きく変動します。
単利運用と複利運用の違い
大きく分けて 「単利運用」 と 「複利運用」 の2種類の運用方法があります。
単利運用
元本に対してのみ利息がつく運用方法
複利運用
元本+これまでの利息に対して利息がつく運用方法(雪だるま式に資産が増えていく)
FX自動売買では、 複利運用 を前提とした運用が一般的です。
単利運用した場合のシミュレーション結果
まずは、単利運用した場合のシミュレーション結果を見てみましょう。
年 | 年初資産 | 年間利益 | 年末資産 |
1年目 | 100万円 | 5万円 | 105万円 |
2年目 | 105万円 | 5万円 | 110万円 |
3年目 | 110万円 | 5万円 | 115万円 |
4年目 | 115万円 | 5万円 | 120万円 |
5年目 | 120万円 | 5万円 | 125万円 |
単利運用では、 5年間で25万円の利益 が得られる計算になります。
複利運用した場合のシミュレーション結果
複利運用した場合のシミュレーション結果を見てみましょう。
年 | 年初資産 | 年間利益 | 年末資産 |
1年目 | 100万円 | 5万円 | 105万円 |
2年目 | 105万円 | 5万2500円 | 110万2500円 |
3年目 | 110万2500円 | 5万5125円 | 115万7625円 |
4年目 | 115万7625円 | 5万7881円 | 121万5506円 |
5年目 | 121万5506円 | 6万775円 | 127万6281円 |
複利運用では、 5年間で27万6281円の利益 が得られる計算になります。
複利効果で約2万6000円の差
今回のシミュレーションでは、 複利運用の方が、単利運用よりも約2万6000円も多く利益が出ている という結果になりました。
運用期間が長くなるほど、 複利効果による差はどんどん大きくなっていく のです。
複利効果を加速させるシステムの特徴3選
さらに利益を加速で積みあげる、複利運用に最適な自動売買システム
勝率、期待値、ドローダウンに着目
リスク管理も忘れずに!複利運用を成功させる秘訣
自動売買システムによって、 取引の精度やリスク管理のレベルは大きく異なります。
多くの自動売買システムの中から、複利運用に最適なシステムを選ぶためには、以下の3つのポイントに注目することが重要です。
1.高い勝率
2.プラスの期待値
3.低いドローダウン
高い勝率で勝ち続けることが複利効果UPへ
自動売買システムの 「勝率」 とは、
取引全体の中で、どれくらいの割合で勝ちトレードを生み出せるか を示す指標です。
当然ながら、勝率が高いほど、利益を積み重ねる可能性は高まります。
確かに、 絶対に勝てる自動売買システムは存在しません。
しかし、 長期間にわたって安定して高い勝率を維持しているシステム は存在します。
複利運用で資産を大きく増やしていくためには、 短期的な利益よりも、長期的な安定収益 を重視することが重要です。
そのため、自動売買システムを選ぶ際には、 過去の取引実績などを確認し、安定して高い勝率を維持できているか どうかをチェックするようにしましょう。
期待値がプラスであることが重要
自動売買システムの 「期待値」 とは、
1回の取引あたり、どれくらいの利益が見込めるか を示す指標です。
期待値がプラスであれば、長期的に取引を続けることで、安定して利益を積み重ねられる可能性が高まります。
逆に、期待値がマイナスであれば、たとえ一時的に利益が出たとしても、 長い目で見ると損失 を抱えてしまう可能性が高くなってしまいます。
複利運用を行う上で、 期待値は非常に重要な指標 となるため、自動売買システムを選ぶ際には、必ずチェックするようにしましょう。
ドローダウンを小さく抑えること
自動売買システムの 「ドローダウン」 とは、
一定期間における資産の最大減少幅 を示す指標です。
ドローダウンが小さいシステムは、 安定した収益 を上げやすい傾向にあります。
逆に、ドローダウンが大きいシステムは、 一時的に大きな損失 を被ってしまうリスクがあります。
複利運用では、 一度大きな損失を出してしまうと、それを取り戻すのに時間がかかってしまう ため、ドローダウンはできるだけ小さく抑えることが重要です。
FX自動売買では、最大ドローダウンが大きくなると、損失が元本を上回る可能性があります。
FX自動売買では、レバレッジが大きいため、最大ドローダウンが発生した場合の損失は、他の投資方法よりも大きくなる可能性があります。
そのため、FX自動売買においては、最大ドローダウンのリスクを十分に理解し、適切なリスク管理を行うことが非常に重要です。
リスク管理の方法
適切な証拠金設定
レバレッジを下げることで、最大ドローダウンによる損失を抑制することができます。
ストップロス注文
損失が拡大するのを防ぐために、ストップロス注文を設定しましょう。
資金管理
投資資金全体に対する損失額を制限しましょう。
複利効果においてレバレッジを適切にコントロールリスク管理を徹底
レバレッジは使い方次第でとても凄い力を発揮します。
複利効果の恩恵を最大限に受けるには、リスク管理を徹底し、レバレッジを適切にコントロールすることが重要です。
順調に資産が増えるケース
例
初期投資額
10万円
レバレッジ
10倍
年利回り
10%
運用期間
5年
複利運用で、毎年得られた利益を元本に組み込み再投資した場合、5年後には約161万円になります。
しかし、同じ条件でレバレッジ10倍で運用した場合、なんと約259万円にまで膨れ上がります。
これは、レバレッジによって運用資金が10倍になった効果で、複利効果と組み合わせることで、爆発的な資産増加の可能性を秘めていると言えるでしょう。
損失が発生した場合のケース
例
今度は、運用2年目に予想外の相場変動に見舞われ、20%の損失が発生した場合を考えてみましょう。
初期投資額
10万円
レバレッジ
10倍
1年目の運用益
10万円(年利10%)
2年目の損失
20万円(-20%)
レバレッジをかけずに運用した場合、2年目の運用開始時の元本は20万円
(初期投資額10万円+運用益10万円)となります。
20万円の20%である4万円の損失となり、残高は16万円です。
一方、レバレッジ10倍で運用した場合、2年目の運用開始時の元本は110万円
(初期投資額10万円+運用益100万円)です。
110万円の20%、なんと22万円の損失が発生し、残高は88万円まで減ってしまいます。
このように、レバレッジをかけた複利運用は、利益が拡大する一方で、損失が出た場合も同様に拡大してしまうリスクがあります。
「複利効果」を狙いすぎない
複利効果は、利益を再投資することで雪だるま式に資産を増やす効果ですが、複利効果を最大限に活用するためには、一般的にはレバレッジをかけずに長期運用するのが最も望ましいと言えます。
レバレッジをかけると、損失も同様に膨らむ可能性があるためです。
陥りやすい誤解
レバレッジが大きすぎる
レバレッジが大きいと、大きな利益を得る可能性がありますが、同時に損失も大きくなり、複利効果が期待できなくなる。
リスク管理が不足
ストップロス注文などを設定せず、損失が拡大してしまうと、複利効果は期待できません。
戦略の安定性
安定した収益を生み出す戦略を構築することが重要。
レバレッジをかけない理由
リスクの増大
レバレッジをかけると、利益が拡大する可能性がある一方で、損失も拡大するリスクがあります。
複利運用では、長期にわたって投資を継続することが重要ですが、レバレッジによるハイリスクは、長期的な運用を継続することを困難にする可能性があります。
複利効果の阻害
大きな損失が発生すると、元本が大きく毀損(きそん)し、複利効果が十分に発揮されなくなります。
レバレッジは、このような損失リスクを高めるため、複利効果を阻害する要因となります。
コストの増加
レバレッジをかけるには、金利や手数料などのコストが発生します。
これらのコストは、長期的に見ると複利効果を減少させる要因となります。
長期運用が望ましい理由
複利効果の最大化
長期運用することで、複利効果が最大限に発揮されます。
時間が経過するほど、雪だるま式に資産が増加していく効果を実感できます。
リスクの低減
長期運用では、短期的な市場の変動リスクを低減することができます。
複利効果は、時間をかけてゆっくりと資産を増やす効果があるため、短期的な価格変動に一喜一憂する必要がありません。
複利の力を実感
長期運用することで、複利の力を実感しやすくなります。短期間では複利効果はあまり感じられませんが、長期間運用することで、その効果が顕著に現れます。
注意点
高レバレッジでの複利運用はハイリスク・ハイリターン
短期的な利益を狙うのではなく、長期的な視点で投資計画を立てます。
複利運用には、再投資する際の注意点リスクも伴います。
適切なリスク管理
損失が大きくなった場合でも、元手を守るためのリスク管理を徹底することが重要です。
例えば
ストップロス幅の設定、ポジションサイズの調整など、適切なリスク管理を行いましょう。
資金管理
適切な資金管理を行うことで、FX自動売買を継続的に行うことができます。
例えば
口座残高の1%などを、1回の取引における最大損失額として、設定しましょう。
FX自動売買複利運用は、適切なリスク管理を組み合わせることで、より効果的な手法となります。
再投資を行い、複利効果を実感するには、ある程度の元本が必要となります。
最初は小さな資金から始めて、徐々に元本を増やしていくことをおすすめします。
複利効果の威力
複利効果は、時間が経つほどその威力を発揮します。
初期段階
複利運用の初期段階では、利益はそれほど大きくありません。
時間経過
時間経過とともに、再投資された利息に対してさらに利息が発生し、その効果が大きくなっていくため、資産は雪だるま式に増加していきます。
複利効果を理解することの重要性
複利効果を理解することは、長期的な資産運用において非常に重要です。
長期投資
長期的な投資では、複利効果によって、大きな資産形成が期待できます。
早期投資
早期に投資を始めることで、複利効果によって、より多くの利益を得ることができます。
まとめ
複利運用は、FX自動売買で収益を加速させる、強力な資金管理方法です。
複利運用では、利益を元金に再投資することで、利益が雪だるま式に増えていきます。
複利運用は、時間を味方につけ、長期的に安定した収益獲得を目指せる手法です。
FX自動売買複利運用は、適切なリスク管理を組み合わせることで、より効果的な手法となります。
リスク管理
損失が大きくなった場合でも、元手を守るためのリスク管理を徹底することが重要です。
例えば
ストップロス幅の設定、ポジションサイズの調整など、適切なリスク管理を行いましょう。
資金管理
適切な資金管理を行うことで、FX自動売買を継続的に行うことができます。
例えば
口座残高の1%などを、1回の取引における最大損失額として、設定しましょう。
特に初心者にとっては簡単に始められますが、リスクを完全に排除することはできません。
FX会社それぞれに特徴を理解した上で、自分スタイルにあった業者選びを選択してみてください。
FX自動売買 コピートレードで資産を増やしていきたいと考えている人は、勝てるコピートレードの選び方やEAの仕組みを知らなければいけません。
知識がないと負けるトレードを選んでしまい何度も資金を溶かしてしまうことになってしまうからです。
そしてMQLプログラミングをご存知ですか?MT4内でコードを書いていき記述するのですが、
このMQLプログラミングスクールを選ぶポイントをお伝えさせてください。
・カリキュラムを確認すること
・サポート環境がしっかりしているか
・サンプルコードや動画コンテンツが多い方が初心者向け
・受講者のリアルな口コミなども観た方がいい
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