「株価の動きがよくわからない…」そんな悩みを抱える方、
VWAPという指標を使えば、1日の平均的な取引価格がひと目でわかります。
本記事では、VWAPの仕組みとをわかりやすく解説します。
VWAP(出来高加重平均価格)とは?
VWAPは「Volume Weighted Average Price」の略で、取引価格と出来高を組み合わせて計算される指標です。
簡単に言うと、その日の市場で取引された株式の平均的な価格を表します。
ただし、単純な平均ではなく、出来高(取引量)を加味しているため、市場の実態に即した指標として機能します。
例えば
出来高が多い価格帯の影響が強く反映されるため、大口の取引が行われた価格がVWAPに大きく影響します。
VWAPの特徴
日中の価格動向を把握するのに適しています。
価格がVWAPより上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと判断できます。
1日の取引の「平均的な価格」を示します。
価格と出来高の両方を考慮しているため、単純な平均よりも実態に即しています。
主に日中の取引分析に使用されますが、週単位や月単位でも計算可能です。
VWAPの計算方法
1.基準価格 = (高値 + 安値 + 終値) / 3
2.基準価格 × 出来高
3.上記の累積値を算出
4.VWAP = 累積(基準価格 × 出来高) / 累積(出来高)
VWAPの計算方法(簡単な例)
ある株式が以下のように取引されたとします
100円で1000株
105円で2000株
VWAP=(100円×1000株+105円×2000株) ÷(1000株+2000株)=103.33円
VWAPの活用例
トレーダーが相場のトレンドを判断する指標として使用
株価がVWAPより上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと判断できる。
「VWAP以下の価格で買い付ける」戦略の具体的なイメージ
例えば
「1ヶ月間、VWAP以下の価格で買い付ける」という目標を設定する場合、以下のようなメリットがあります。
市場平均以下で購入できる可能性が高まる
VWAPはその日の市場全体の平均的な価格を示します。
VWAP以下で買い付けるという戦略を取れば、市場平均よりも安い価格で株式を取得できる可能性が高くなります。
これは、長期的に見て投資コストを抑えることにつながります。
例
ある株式のVWAPが1,000円だとします。
その日の株価が950円~1,050円の間で変動している場合、VWAP以下(950円~1,000円)の範囲でのみ購入することで、市場平均よりも有利な価格で取引することができます。
過度な高値買いを防ぐ
株価は短期的に急騰することがありますが、そのような一時的な高値で購入してしまうと、後々損失につながる可能性があります。
VWAPを基準にすることで、「市場全体の平均的な価格」を意識した取引ができるため、高値掴みを避けられます。
例
株価が急騰して一時的に1,200円になったとしても、「VWAP以下(例えば1,000円)」というルールを設定しておけば、その高値では購入せず、冷静に市場平均付近で買い付けることができます。
長期的なコスト削減効果
「VWAP以下」という目標を設定して1ヶ月間取引することで、日々の価格変動に左右されず、長期的に見て有利な価格で株式を取得できます。
これにより、ポートフォリオ全体の取得コスト(平均購入価格)が抑えられる可能性があります。
例
1ヶ月間毎日少しずつ買い付ける場合でも、「VWAP以下」という基準を守れば、高値の日には購入せず、相場全体の平均よりも低い価格帯でコストを抑えることができます。
感情に左右されない客観的な判断基準
投資では感情によって判断がぶれることがあります。
例えば
「今すぐ買わないと損するかもしれない」と焦って高値で購入してしまうケースです。
しかし、「VWAP以下」という明確な基準を設ければ、感情ではなくデータに基づいた冷静な判断が可能になります。
VWAP戦略の注意点
過去データに基づいて計算される
VWAPはその日の取引状況から計算される指標なので、リアルタイムの急激な相場変動には即座に対応できません。
説明
VWAPは取引の累積データを基に計算されるため、最新の市場動向を即時に反映しきれない場合があります。
急激な価格変動や重要なニュースが発表された場合、VWAPが実際の市場状況とずれる可能性があります。
例えば
午後に大きなニュースが発表され株価が急騰した場合、VWAPは徐々に上昇しますが、実際の価格よりも遅れて反応することになります。
市場全体の動向も考慮する必要あり
VWAPだけに頼らず、相場全体や個別銘柄の特性も併せて分析することが重要です。
説明
VWAPは単一の指標であり、市場全体の動きや個別銘柄の特性を完全に反映するものではありません。
相場環境によっては、VWAPの有効性が限定的になる場合があります。例えば、レンジ相場ではVWAPの効果が薄れる可能性があります。
より総合的な判断を行うために、他のテクニカル指標(移動平均線、RSIなど)やファンダメンタル分析も併せて行うことが重要です。
流動性の低い銘柄では信頼性が低下する可能性
出来高が少ない銘柄の場合、VWAPは市場実態を十分に反映しない可能性があります。
説明
VWAPは出来高を基に計算されるため、取引量が少ない銘柄では、少数の取引が大きく影響を与える可能性があります。
流動性の低い銘柄では、VWAPが大きく変動する可能性があり、信頼性のある指標として機能しない場合があります。
例えば
1日の出来高が数千株程度の小型株では、大口の注文1件でVWAPが大きく変動する可能性があります。
このような銘柄でVWAPを使用する際は、より慎重な判断が必要であり、他の指標との併用や長期的なデータの観察が重要になります。
これらの注意点を踏まえ、VWAPを活用する際は、市場環境や個別銘柄の特性を十分に考慮し、他の分析手法と組み合わせて総合的に判断することが重要です。
まとめ
VWAPは、機関投資家だけでなく個人投資家にとっても有用なツールです。
VWAPを活用した「VWAP以下で買い付ける」戦略は、市場の平均価格よりも有利な価格で株式を購入するためのシンプルかつ効果的な方法です。
この戦略を使えば、高すぎる価格での購入を避け、長期的に見てコストを抑えられる可能性が高まります。また、感情に左右されない客観的な判断基準としても役立ちます。
ただし、VWAPだけに頼るのではなく、市場全体の動向や個別銘柄の特性も考慮することが重要です。
また、急激な相場変動には即座に対応できない点にも注意が必要です。
この戦略は、特に長期投資や定期的な買い増しを行う投資家に適しています。
VWAPを一つの指標として活用しつつ、自身の投資目的や市場環境に合わせて柔軟に運用することで、より効果的な投資戦略を構築できるでしょう。
それぞれの特徴を理解した上で、自分スタイル選びを選択してみてください。
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