「FXで安定して利益を上げたいけど、なかなかうまくいかない…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。FXトレーダーなら誰でも知っている、あの有名なテクニカル指標「RSI」の使い方を、わかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、RSIの基礎知識から具体的な活用方法、さらには効果的な相場状況まで、あなたのトレードをレベルアップさせるための秘策を手に入れることができます。
さあ、一緒にRSIの世界を覗いてみましょう!
RSIの基本概念
ウェイルダー・ウィリアムズ(J. Welles Wilder Jr.)氏
RSIを考案した、アメリカのテクニカルアナリスト J.W.ワイルダー(米国)
ウィリアムズ氏は、1970年代にこの指標を開発し、著書「テクニカル分析の新手法:コモディティと株式の売買タイミングを探る」の中で紹介されています。
ウィリアムズ氏は、RSI以外にも、ストキャスティクス、ADX、DMIなど、様々なテクニカル指標を開発。
現代のテクニカル分析の基礎を築いた人物として知られている。
RSIってそもそも何?FXトレーダーなら知っておきたい基本知識
RSIの基本的な概念は、過去の一定期間における価格の上昇と下降の大きさを比較し、その相対的な強さを0から100の範囲内の数値で表現することです。
この数値化により、市場の過熱感や売られすぎの状態を客観的に評価することができます。
RSIとは、Relative Strength Index(相対力指数)の略で、過去の価格の動きから、市場の過熱感や売られすぎ具合を数値化してくれるテクニカル指標です。
簡単に言うと、「最近の価格の上がり具合が強いのか、下がり具合が強いのか」を0~100の数字で表してくれるものなんです。
RSIの値
70以上(オーバーボート) _買われ過ぎの可能性が高い
30以下(オーバーソールド)_売られ過ぎの可能性が高い
【レベル設定の見方】↓ ※レベル表示内にあります。
例えば
RSIが70を超えると「買われすぎ」の状態、つまり、みんなが買いすぎているので、そろそろ価格が下がるんじゃないかと予想できるわけです。
逆に、RSIが30を下回ると「売られすぎ」の状態、つまり、みんなが売りすぎているので、そろそろ価格が上がるんじゃないかと予想できるんですね。
このように、RSIの解釈において最も一般的なのは、70以上を過買い(オーバーボート)、30以下を過売り(オーバーソールド)とする見方です。
しかし、これらの設定値は絶対的なものではなく、市場の状況や分析対象の資産特性に応じて調整されることがあります。
例えば
強気相場では80と20、弱気相場では60と40を設定値として使用することもあります。
RSIの期間設定に14日間というのは実際の取引日数を指します。
RSIは、多くのテクニカル分析ツールで標準装備されているので、実際に使ってみましょう。
ツールによって操作方法は異なりますが、基本的には、
テクニカル分析ツールでRSIを選択
期間設定(デフォルトは14日)
期間は、過去の値動きをどの程度考慮するかを決定します。
期間が短いほど、短期的な値動きに敏感になります。
期間の設定は、取引スタイルや市場の特性に合わせて調整しましょう。
【MT4_期間設定の見方】↓ ※パラメーター内にあります。
14日間というのは実際の取引日数を指します。
RSIの表示方法を選択
RSIは、通常はチャートの下部に表示されます。
これで、チャートにRSIが表示されましたね。
具体例
1.平日の取引日のみがカウントされます。
2.土曜日、日曜日はカウントされません。
3.祝日や市場の休業日もカウントされません。
例えば
1か月(30日の場合)の中で、週末(土日)が8日、祝日が2日とすると、実際の取引日数は約20日となります。
したがって、RSIの14日間設定は、実質的に約3週間分の取引日をカバーすることになります。
この設定は、RSIの開発者であるJ.Wワイルダー氏が、あらゆるものには「28日周期」があるという研究結果に基づいて、その半月である14日間を採用したものです。
RSIの計算には通常、14日間の期間が使用されますが、この期間は分析の目的に応じて調整することができます。
短い期間を選択すると、RSIはより敏感に反応し、頻繁にシグナルを生成しますが、同時に誤ったシグナルのリスクも高まります。
一方、長い期間を選択すると、RSIはよりスムーズになり、重要なトレンドの変化を捉えやすくなりますが、反応が遅くなる傾向があります。
RSIの使い方をマスターすれば、FXトレードがもっと楽しくなる!
RSIは、FXトレーダーにとって非常に便利なツールです。
RSIを活用すれば
市場の過熱感や売られすぎ具合を判断できる
エントリーポイントやエグジットポイントを判断できる
トレンドの強さを確認できる
トレンド転換のサインを見つけることができる
など、様々な場面で役立ちます。
RSIのチャート表示方法
RSIは通常、メインチャートの下にサブチャートとして表示され、多くの取引ツールでは、「Relative Strength Index」を簡単に追加できるようになっています。
早速、自分好みのチャートをPCにダウンロードしてみましょう。
【チャート挿入後のイメージ図】↓
※ダウンロードは、各業者のホームページで確認できます。
【チャートの見方確認の仕方】↓
RSIのインジケーター設定を簡単に解説します。
1⃣MT4を開く
↓
2⃣挿入を選択
↓
3⃣インジケータを選択
↓
4⃣オシュレーターを選択
↓
5⃣今回は「Relative Strength Index」を選ぶ
※チャート上の表示では、MT4サブチャートに表示(下)
すると確認ができるデフォルト画面が表示されます。
RSIは株価の強さを0%から100%の間で表す指標の見方
RSIの値は、設定した期間によって変化します。
期間が短いほど、RSIは短期的な値動きに敏感になり、値が大きく変動します。
期間が長いほど、RSIは長期的な値動きに敏感になり、値は安定します。
MT4のパラメーターでは、以下のように、上限設定が100で表示されています。
RSIは株価の強さを0%から100%の間で表す指標で、簡単に言えば、相場の熱さを測るということです。
【上限設定の見方】↓ ※パラメーター内にあります。
RSIを始めたばかりの人は、まずはデフォルト設定100のまま使ってみるのがいいです。
慣れてきたら、必要に応じて見えるように変えてみるとよいでしょう。
RSIの期間設定は以下の点を考慮して調整してみましょう。
取引スタイル
デイトレードなどの短期取引では、期間を短く設定する方が適切です。
スイングトレードや長期投資など、長期的な取引では、期間を長く設定する方が適切です。
市場の特性
変動の激しい市場では、期間を短く設定する方が適切です。
変動の少ない市場では、期間を長く設定する方が適切です。
例えば
私は普段はデイトレードをしているので、RSIの期間設定は5日や10日など、短めの設定にすることが多いです。
RSIを効果的に活用するための具体的方法
RSIは、様々な場面で活用できます。
買われすぎ/売られすぎシグナルによるエントリー
RSIを使って、市場の過熱感や売られすぎ具合を判断し、エントリーポイントを見つけ出すことができます。
買われすぎシグナル (RSI > 70)
RSIが70を超えた後、下落に転じ、再び70を下回った際に、売りエントリーのシグナルと判断できます。
売られすぎシグナル (RSI < 30)
RSIが30を下回った後、上昇に転じ、再び30を上回った際に、買いエントリーのシグナルと判断できます。
以下↓参考画像(イメージ)
効果的な相場状況
レンジ相場やトレンド転換点
例えば
ある通貨ペアが上昇トレンドにあるとします。
RSIが70を超えて買われすぎの状態になり、その後下落に転じ、再び70を下回った場合、上昇トレンドが弱まってきたサインと捉え、売りエントリーするチャンスです。
ダイバージェンスによるトレンド転換の判断
RSIと価格の動きが逆方向に進む現象をダイバージェンスと言います。
ダイバージェンスは、トレンド転換のサインとなる可能性があります。
RSIが上昇しているにも関わらず、価格が下落している場合
上昇トレンドが弱まっている可能性を示唆します。
RSIが下落しているにも関わらず、価格が上昇している場合
下降トレンドが弱まっている可能性を示唆します。
効果的な相場状況
トレンド終盤や反転ポイント
例えば
ある通貨ペアが下降トレンドにあるとします。
RSIが下落しているにも関わらず、価格が上昇している場合、下降トレンドが弱まってきたサインと捉え、買いエントリーするチャンスです。
RSIと他のテクニカル指標との組み合わせ
RSIを他のテクニカル指標と組み合わせることで、より確度の高いエントリーポイントやエグジットポイントを判断できます。
移動平均線との組み合わせ
RSIと移動平均線を組み合わせることで、より確度の高いエントリーポイントを判断できます。
MACDとの組み合わせ
RSIとMACDを組み合わせることで、トレンドの強さや反転シグナルをより明確に判断できます。
効果的な相場状況
どの相場状況にも有効
例えば
RSIが70を超えて買われすぎの状態になり、同時に移動平均線が下降している場合は、上昇トレンドが弱まっているサインと捉え、売りエントリーするチャンスです。
RSIが特に効果を発揮する相場
RSI(相対力指数)は、特定の市場環境下で特に効果を発揮するテクニカル指標です。
その特性を理解し、適切に活用することで、より精度の高い相場分析が可能となります。
RSIが最も効果的に機能するのは、相場の変動が比較的小さい、いわゆるボックス相場(レンジ相場)の時です。
特に、相場の変動が比較的小さい時期にRSIは高い有効性を示します。
RSIは、相場があまり大きく動いていない時に特に効果を発揮します。
ボックス相場(レンジ)が続いているときは、RSIのサインが比較的当てはまりやすいです。
しかし、相場が強く上昇や下降を続けているときは、RSIのサインがダマシになる可能性があります。
例えば
RSIが30を下回って売られすぎの状態になっても、強い上昇トレンドが続いている場合は、RSIのサインは無視して、トレンドに乗った方が良いでしょう。
このような状況下では、RSIが過買いや過売りの領域に長期間留まり続けることがあり、従来の解釈では誤ったシグナルを示す可能性があります。
RSIの特徴として、ボックス相場(レンジ相場)では特に高い精度でシグナルを発信します。
RSIのシグナルを機械的に適用するのではなく、全体的な市場動向を考慮しながら判断することが重要です。
例えば
RSIが30を下回って売られすぎの状態を示していても、強い上昇トレンドが続いている場合は、RSIのシグナルを無視し、トレンドに沿った取引を行う方が賢明な選択となる可能性があります。
RSIの効果を最大化するためには、以下の点に注意を払う必要があります。
他の指標との併用
RSIを単独で使用するのではなく、移動平均線やMACDなど、他のテクニカル指標と組み合わせて使用することで、より信頼性の高い分析が可能になります。
時間軸の調整
分析対象の時間軸に応じてRSIの期間を調整することで、より適切なシグナルを得ることができます。
マーケットの特性理解
各市場や資産クラスの特性を理解し、それに応じてRSIの解釈を調整することが重要です。
トレンドの強さの考慮
トレンドの強さを他の指標で確認し、RSIの解釈に反映させることで、誤ったシグナルを回避できる可能性が高まります。
このように、市場環境に応じてRSIの使用方法を適切に調整することで、より効果的な相場分析と投資判断が可能となります。
RSIは相場があまり大きく動いていない時期、特にボックス相場で最も効果を発揮します。
しかし、強いトレンドが形成されている場合は、RSIのシグナルを慎重に解釈し、他の分析手法と組み合わせて総合的に判断することが重要です。
レンジ相場で効果的なRSIの使い方
RSI(相対力指数)は、特にレンジ相場において効果的に活用できるテクニカル指標です。
RSIは、特にレンジ相場で効果的に使うことができます。
レンジ相場とは、価格が一定の範囲内で上下に動く相場のことです。
レンジ相場では、RSIは50%ラインを基準に考えることができます。
- 50%ラインを下から上に抜ければ、上昇トレンドが継続しやすい
- 50%ラインを上から下に抜ければ、下降トレンドが継続しやすい
と見ることができます。
例えば
RSIが50%ラインを下回った後、再び50%ラインを上抜けた場合は、上昇トレンドが継続する可能性が高く、買いエントリーのチャンスとなります。
レンジ相場におけるRSIの効果的な使用方法の核心は、50%ラインを重要な基準点として捉えることです。
この50%ラインは、市場の勢いが上昇と下降の間でバランスを取っている状態を示す中立点として機能します。
RSIがこの50%ラインを突破する方向によって、短期的な価格トレンドの継続性を予測することができます。
具体的
RSIが50%ラインを下から上に突破した場合、これは上昇トレンドが継続する可能性が高いことを示唆します。
このシナリオは、買いのエントリーポイントとして考慮される場合が多くあります。
逆に、RSIが50%ラインを上から下に突破した場合は、下降トレンドが継続する可能性が高いと解釈され、売りのシグナルとして捉えられることがあります。
例えば
RSIが一度50%ラインを下回った後、再び上昇して50%ラインを上方に突破した場合、これは強い上昇トレンドの継続を示唆する可能性があります。
このような状況は、積極的な買いエントリーのチャンスとして認識されることが多く、投資家やトレーダーにとって重要な判断材料となります。
このアプローチを効果的に活用するためには、以下の点に注意を払うことが重要です。
市場環境の確認
レンジ相場であることを他の指標や価格チャートパターンで確認する。
時間軸の考慮
分析対象の時間枠に適したRSIの期間設定を行う。
他の指標との併用
移動平均線やボリンジャーバンドなど、他の指標と組み合わせて使用することで、より信頼性の高い分析が可能になる。
フェイクアウトの警戒
RSIが50%ラインを一時的に突破した後、すぐに戻る場合があるため、確認のための時間を設けることが重要。
全体的なトレンドの考慮
より大きな時間枠でのトレンドを把握し、それに反するシグナルには慎重になる。
リスク管理
どのような分析手法を用いる場合でも、適切なストップロスの設定など、リスク管理は不可欠。
RSIは特にレンジ相場において、50%ラインを基準とした分析が効果的です。
この手法は、短期的な価格動向を予測し、潜在的な取引機会を特定するのに役立ちます。
まとめ
視覚的な確認チャート上でRSIを見ると、この「温度」の変化を線グラフで簡単に確認できます。
70%と30%のラインが引かれていることが多く、RSIの線がこれらのラインを超えると、買いや売りのタイミングだと判断できることが一般的です。
使い方として、RSIは特に相場があまり大きく動いていないときに使うと効果的です。
相場が強く上昇や下降を続けているときは、このサインが当てはまらないこともあるので注意が必要。
特徴としてボックス相場(レンジ)が続いているときのサイン率は高くなりますが、上下に強いトレンドが出ると、売買サイン(シグナル)が出ていたとしても、トレンドの勢いが止まらずに、結局ダマシに終わることがあるからです。
他の分析ツールと組み合わせ、市場の全体的な状況を常に考慮しながら使用することが、最も効果的な結果をもたらします。
RSIを含むテクニカル分析は、投資判断の一部として活用し、常に市場の変化に適応できる柔軟な姿勢を保つことが重要です。
RSIは過去一定期間の価格動向に基づいているため、必ずしも将来の価格動向を正確に反映するとは限りませんので、特性をよく理解し自分のトレードスタイルに合わせて最適な設定を見つけてみてください。
特に初心者にとっては簡単に始められますが、リスクを完全に排除することはできません。
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