1日の損失上限設定を決めた損切り設定|ストップロス注文を活用した適切な対処法_FX自動売買

資金管理
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FX自動売買を始めようと思っても、損切り設定って難しそうで不安ですよね?

「設定方法が分からなくて損失が膨らんでしまった…」なんて経験はありませんか?

FX自動売買で損切り設定は、「自動で損失を抑えるためのブレーキ」のようなもの。

適切な設定ができれば、予期せぬ損失から資金を守り、安定した運用に繋がります。

でも、いざ設定しようとすると、「どの方法を選べば良いのか?」「設定値をどう決めるべきなのか?」と悩んでしまう人も多いでしょう。

そこで、FX自動売買初心者でも理解しやすいように、具体的な例を交えて7つの損切り方法を解説します。

この記事では、FX自動売買で損切り設定に悩むあなたのために、損切り方法を具体例を交えてわかりやすく解説します。

さらに、日次の損失上限設定についても詳しく説明し、FX自動売買を安全に運用するための知識を深めます。

固定値損切り:シンプルで分かりやすい設定

固定値損切りは、「エントリー価格から〇〇pips下落したら自動的にポジションを解消する」という、もっともシンプルな方法です。

例えば
ドル円を110円で買い、エントリー価格から10pips下落した109.90円になったら自動で売却する設定などが考えられます。

固定値損切りは、設定が簡単で分かりやすいというメリットがあります。
しかし、急激な価格変動に備えられないというデメリットも。

例えば
110円で買い注文を出した直後に、急激な下落で109.50円まで下落した場合、設定した10pipsの損切りポイントに到達する前に大きな損失を抱えてしまう可能性があります。

固定値損切りは、ボラティリティが小さく、値動きが安定している相場に向いている方法です。


デメリット
急激な価格変動に備えられない。

対処法
ボラティリティを考慮した設定
過去の価格変動データなどを分析し、予想される価格変動幅を考慮して、固定値を設定します。

ストップロス注文との併用
固定値損切りと同時に、ストップロスの調整した注文設定をすることで、急激な価格変動に備えることができます。

トレーリングストップ:利益を確保しながら損失を抑える

トレーリングストップは、「価格が上昇するにつれて、自動的に損切りラインが上昇する」組みです。

例えば
ドル円を110円で買い、111円まで上昇した時点で、損切りラインを110.50円に設定すると、その後価格が下落した場合でも、損切りラインは110.50円を維持します。

価格がさらに上昇すれば、損切りラインもそれに応じて上昇し、利益を確保しながら、損失を最小限に抑えることができます。

トレーリングストップは、トレンド相場で特に有効な方法です。

価格が上昇するトレンド相場では、損切りラインが常に上昇するため、利益を最大限に確保しながら、下落局面でも損失を抑えることができます。

ただし、設定が複雑で、適切な設定が難しいというデメリットもあります。
設定値を間違えると、利益を逃したり、大きな損失を抱えたりする可能性もあります。


デメリット
設定が複雑で、適切な設定が難しい。

対処法
ATR(Average True Range)などの指標を活用
ATRは一定期間の価格変動幅を平均化した指標です。
ATRを用いて、市場のボラティリティに応じてトレーリングストップの幅を調整することで、より適切な設定が可能になります。

テスト運用
バックテストやデモトレードで、様々な設定を試してみて、最適な設定値を見つけ出すことが重要です。


時間損切り:長時間保有のリスクを軽減

時間損切りは、「特定の時間内に目標利益に達しなければ自動的にポジションを解消する」という方法です。

例えば
ドル円を110円で買い、1時間後に110.20円まで上昇すれば利益確定、1時間経過しても目標利益に達しなければ損切りする、といった設定が可能です。

時間損切りは、長時間保有によるリスクを軽減することができます。

長時間保有するほど、市場の変動に左右される可能性が高くなり、予期せぬ損失が発生するリスクも高まります。時間損切りを設定することで、そのようなリスクを軽減することができます。

ただし、利益機会を逃してしまう可能性があるというデメリットも。
時間内に目標利益に達しない場合は、たとえその後上昇する可能性があっても、時間損切りによってポジションが解消されてしまいます。

デメリット
利益機会を逃してしまう可能性がある。

対処法
トレンド分析
時間損切りを設定する前に、現在のトレンドを分析し、トレンドが続いている可能性が高い場合は、時間損切りを設定しないようにします。

他のテクニカル指標との併用
時間損切りと同時に、トレンドフォロー型のテクニカル指標などを活用することで、トレンドが続いているかを判断し、利益機会を逃さないようにすることができます。


ボラティリティ損切り:急激な値動きから資金を守る

ボラティリティ損切りは、「価格の変動幅(ボラティリティ)が一定値を超えたら自動的にポジションを解消する」方法です。

例えば
ドル円を110円で買い、1日の変動幅が5pipsを超えたら自動的にポジションを解消する設定などが考えられます。

ボラティリティ損切りは、経済指標発表時など、ボラティリティが急上昇する可能性がある相場で特に有効な方法です。

急激な値動きによって、想定外の損失が発生するリスクを軽減することができます。

ただし、ボラティリティの基準設定が難しいというデメリットも。
ボラティリティの基準設定を間違えると、頻繁に損切りされてしまい、利益機会を逃してしまう可能性があります。

デメリット
ボラティリティの基準設定が難しい。

対処法
過去のボラティリティデータ分析
過去のボラティリティデータを分析し、平均的なボラティリティや、ボラティリティが上昇しやすい時間帯などを把握します。

ボラティリティ指標の活用
ATRやAverage Deviationなど、ボラティリティを測る指標を活用することで、より客観的な基準設定が可能になります。

段階的な損切り設定:状況に合わせて柔軟に損切り

段階的な損切り設定は、「損切りポイントを複数の段階に分けて設定し、市場の動きに応じて柔軟に損切りを行う」方法です。

例えば
ドル円を110円で買い、

  • エントリー価格から5pips下落したら、損切りラインを10pipsに移動
  • さらに5pips下落したら、損切りラインを15pipsに移動
  • 最後に5pips下落したら、ポジションを解消する

といった設定が考えられます。

段階的な損切り設定は、価格変動に応じて柔軟に対応できるというメリットがあります。
誤ったエントリーの場合でも、段階的に損失を軽減することができます。

ただし、設定が複雑で、適切な設定が難しいというデメリットも。
適切な設定値を設定しないと、効果が期待できない場合があります。

デメリット
設定が複雑で、適切な設定が難しい。

対処法
段階的な設定
最初の損切りラインは小さく設定し、価格が不利な方向に動いた場合は、段階的に損切りラインを下げていきます。

市場状況に合わせて調整
市場の状況に応じて、段階的な損切りラインを柔軟に調整できるように設定します。

パーセンテージ損切り:損失額を一定の割合に抑える

パーセンテージ損切りは、「現在のポジションの損失が、一定のパーセンテージに達したら自動的にポジションを解消する」方法です。

例えば
ポジションの損失が5%に達したら自動的に損切りする、といった設定が可能です。

パーセンテージ損切りは、損失額を一定の割合に抑えることができるというメリットがあります。

しかし、損切りポイントが常に変化するため、設定が難しいというデメリットも。
特に、大きな値動きが予想される相場では、頻繁に損切りポイントが変化するため、適切な設定が重要になります。

デメリット
損切りポイントが常に変化するため、設定が難しい。

対処法
エントリーポイントとの関係
エントリーポイントとの関係を考慮して、適切なパーセンテージを設定します。

市場のボラティリティ
市場のボラティリティを考慮して、パーセンテージを調整します。

パーセンテージ損切りは、大きな値動きが予想される相場に向いている方法です。

テクニカル指標損切り:テクニカル分析に基づいた判断

テクニカル指標損切りは、「テクニカル指標(移動平均線、RSIなど)の値が特定のレベルに達したら自動的にポジションを解消する」方法です。

例えば
移動平均線が下向きにブレイクしたら、自動的にポジションを解消する、といった設定が可能です。

テクニカル指標損切りは、テクニカル分析に基づいて損切りを行うため、客観的な根拠に基づいた判断が可能というメリットがあります。

ただし、適切なテクニカル指標と設定値を選択する必要があるというデメリットも。
適切な指標と設定値を選ばないと、効果が期待できない場合があります。

テクニカル指標損切りは、トレンド相場やレンジ相場など、どの相場状況にも対応できる方法です。

デメリット
適切なテクニカル指標と設定値を選択する必要がある。

対処法
複数のテクニカル指標との組み合わせ
複数のテクニカル指標を組み合わせることで、より確度の高い損切りポイントを見つけることができます。

バックテスト
バックテストで様々な設定を試してみて、最適なテクニカル指標と設定値を見つけ出すことが重要です。


固定pips損切り:設定が簡単でわかりやすい

固定pips損切りは、「エントリー価格から一定のpips幅に達したら自動的にポジションを解消する」方法です。

例えば
ドル円を110円で買い、エントリー価格から10pips下落したら自動的にポジションを解消する、といった設定が可能です。

固定pips損切りは、設定が簡単でわかりやすいというメリットがあります。

しかし、常に同じpips幅で損切りするため、市場状況に柔軟に対応できないというデメリットも。
ボラティリティが大きい相場では、適切な損切りポイントにならない可能性があります。

固定pips損切りは、ボラティリティが小さい相場に向いている方法です。

デメリット
常に同じpips幅で損切りするため、市場状況に柔軟に対応できない。

対処法
ボラティリティを考慮した設定
過去の価格変動データなどを分析し、予想される価格変動幅を考慮して、固定pips幅を設定します。

他の損切り方法との併用
固定pips損切りと同時に、他の損切り方法を併用することで、市場状況に柔軟に対応できます。


前日の安値/高値損切り:前日の値動きを参考に

前日の安値/高値損切りは、「前日の安値/高値を基準に、損切りポイントを設定する」方法です。

例えば
ドル円が前日110.00円〜110.50円の範囲で推移していた場合、今日の損切りポイントを109.50円に設定する、といった設定が考えられます。

前日の安値/高値損切りは、前日の値動きを参考に損切りポイントを設定できるというメリットがあります。

ただし、前日の値動きが大きく、今日の値動きが異なる場合、有効な損切りにならないというデメリットも。

前日の安値/高値損切りは、前日の値動きが今日の値動きを反映する可能性が高い相場に向いている方法です。

デメリット
前日の値動きが大きく、今日の値動きが異なる場合、有効な損切りにならない。

対処法
トレンド分析
前日の安値/高値を参考にしながら、現在のトレンドを確認し、有効な損切りポイントを設定します。

他の指標との組み合わせ
前日の安値/高値損切りと同時に、他のテクニカル指標やチャートパターンなどを活用することで、より確度の高い損切りポイントを見つけることができます。


直近安値/高値損切り:最新の価格変動を参考に

直近安値/高値損切りは、「直近の安値/高値を基準に、損切りポイントを設定する」方法です。

例えば
ドル円が直近で110.20円まで上昇したあと、110.00円まで下落した場合、損切りポイントを109.80円に設定する、といった設定が考えられます。

直近安値/高値損切りは、最新の価格変動を参考に損切りポイントを設定できるというメリットがあります。

ただし、直近の値動きが大きく、次の値動きが異なる場合、有効な損切りにならないというデメリットも。

直近安値/高値損切りは、短期的な値動きが激しい相場に向いている方法です。

デメリット
直近の値動きが大きく、次の値動きが異なる場合、有効な損切りにならない。

対処法
トレンド分析
直近の安値/高値を参考にしながら、現在のトレンドを確認し、有効な損切りポイントを設定します。

時間軸の変更
短い時間軸で確認した直近安値/高値は、長い時間軸では有効な損切りポイントにならない場合があります。適切な時間軸で確認することが重要です。

ストップロス注文を活用しよう

全ての注文方法に共通して、ストップロス注文を活用することが重要です。

ストップロス注文
あらかじめ設定した価格で自動的にポジションを決済する注文です。

ポイント
ストップロスを調整し、注文設定をすることで、予期せぬ急落や急騰からポジションを保護することができます。

ストップロス注文の設定例
1ドル100円で買いポジションを持った場合、1ドル98円でストップロス注文を設定することができます。
価格が1ドル98円まで下落すると、自動的にポジションが決済され、損失を限定することができます。

ストップロス注文を活用するメリット
損失拡大防止
価格が急変動しても、設定した価格で自動的に決済されるため、損失が拡大するのを防ぐことができます。

感情的な判断を排除
ストップロス注文は自動で動くため、人間の感情に左右されることなく、冷静に損切りを実行できます。

取引時間の制限
ストップロス注文を設定しておけば、常にチャートを監視する必要がなくなり、時間的な余裕ができます。


日次の損失上限設定:1日の最大損失額を決めて安心

自動売買では、日次の損失上限を設定することも重要です。

日次の損失上限とは、「1日に許容できる最大損失額」のこと。

例えば
口座残高の2%を日次の損失上限に設定した場合、100万円の口座であれば、1日の最大損失額は2万円となります。

自動売買システムは、日中の取引で損失上限に達すると、その日の取引を自動的に停止します。

日次の損失上限設定のメリットは、以下の通りです。
急激な損失の防止
1日の最大損失額を制限することで、予期せぬ市場変動やシステムエラーによる大きな損失を防ぎ、資金の安全性を確保できます。

長期的な資金保全
損失をコントロールすることで、資金を安定的に維持し、長期的な安定収益を目指せるようになります。

精神的な安定
損失上限を設定することで、心理的な負担を軽減し、冷静に自動売買システムの運用に取り組めます。

まとめ

FX自動売買で損切り設定は、安定した運用を実現するための必須項目です。

この記事では、FX自動売買で使える7つの損切り方法と、日次の損失上限設定について解説しました。

FX自動売買における損切り方法は、様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

適切な損切り方法を選択し、ストップロス注文などを活用することで、リスク管理を強化し、安定した利益獲得を目指しましょう。


特に初心者にとっては簡単に始められますが、リスクを完全に排除することはできません。
FXのそれぞれの特徴を理解した上で、自分スタイル選びを選択してみてください。


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